心と身体の健康のための養生法・まめ知識

地球環境への思いやりを!

地球環境は、環境ホルモンをはじめとする化学物質が、脳の機能や精神活動、子どもたちの知能低下、異常行動などにも関与していることが強く疑われています。
地球環境汚染は、個人の体、そして地球上のすべての動植物の病気を誘発しています。

空気汚染について。

たとえば、世界的に蔓延している喘息と気管支炎の主要原因が悪化の一途をたどる空気汚染であり、慢性副鼻腔炎、呼吸器アレルギー・肺気腫・肺がんの増加にも空気汚染が関与しているといわれています。空気汚染は自然災害などでも起こりますが、それに加えて、人間の膨大な量の産業廃煙や、自動車の排気ガスをまきちらしていることによっても起こります。

これらから身を守ることは大変難しいですが、公園や、樹木の多いところで1時間ほど歩き、深呼吸したりするといいでしょう。

また、大気汚染の結果、地球を保護しているオゾン層が薄くなり、太陽から地表に届く放射線量が以前よりもはるかに多くなっていることより、皮膚細胞のDNA損傷による皮膚癌が急速に増加しています。
さらに、空気が再循環する密閉した部屋では、家具、建築、壁紙に使用されている接着剤などから吸入された化学物質が免疫を抑制したり一部の人にアレルギーを引き起こしたりもします。 
新築のときには、これらを考慮することも大事ですし、また、家の中に竹炭や備長炭などをおいたり、植物をおく、換気をよくする、空気清浄機を使用するなどするとよいでしょう。

水質汚染

産業排水、酸性雨、地中に浸透した農薬、配管の金属やプラスチックの溶解物など、さまざまな経路により飲料水は汚染されています。また、水道水は有害物質である塩素で消毒されています。これは、トリハロメタンという発がん性物質に変化すると示唆されています。
また、日本人は魚介類をよくたべますが水質汚染は、これらにも被害が及び、特に、食物連鎖の上位になればなるほど、有害物質(ダイオキシン、PCBなど)含有していますので、金めだい、さわら、などの魚、などは控えたほうがいいでしょう。

また、ペットボトルに長期保存された水は蘇生という観点からすると、あまりおすすめできません。悪臭のする水道水よりはいいかもしれませんが、一番いいのは、水道水に浄水器をつけることです。(逆浸透方式などがおすすめ。活性炭素フィルターは溶解した金属類は除去できない。)

体も自然も浄化システムがある。

このように、わたしたちは昔とちがって、健康を守るためには、もはや人工的な対策をとっていかなければならないのが現状です。なぜなら、放って置くと体内の浄化システムが働くレベルを超えて、有害物質は、私たちの体に蓄積していきます。ですから、浄化システムが働かなくなるほどのレベル以上の有害物質をためこまないようにわたしたちは、意識していい水、いい空気をとりいれることや、補助としての抗酸化作用のあるサプリや、毒素排出を行う必要があります。そうして気を配ることで、ちゃんと浄化システムが働いて、健康が保たれるのです。

自然の汚染もまさしく同じことがいえます。お正月には、工場も休み、普段働いている運送トラックも見当たりません。そういった日は、大気の浄化システムが働いて、空気はきれいになります。人間でいう3日断食で体を浄化するがごとく、自然の浄化システムを取り戻すための、正月3日断食のようです。

自然にも断食とまではいかなくても、汚さないように皆が少し努力することが大事です。簡単にできることとして、界面活性剤のはいった洗濯せっけん、食器用洗剤、シャンプー、リンスなどの使用頻度を減らすということです。わたしたちの体にも経皮的にも侵入してくることはもちろん、生活排水はやがて、川、海を汚していきます。なかなか自分の健康に直接ひびくといったことは、努力が継続しますが、地球環境という規模で考えるとわたしひとりくらいという気持ちになってしまうことがあるかもしれません。でもこのように、自分の体にも、そして地球環境にも優しいというフレーズでは、やりがいも倍増するものです。

わたしたちは、自分たちが犯した今までの地球自然破壊のつけがこれ以上次の世代にいかないような努力を怠ってはならないのです。
健康でいることに感謝し、そして、同時に自然を愛し、自然の恵みに感謝して、そして、それを大切にする。そういった生き方こそが、体の自然治癒力を発動させることにつながることでしょう。思いやり、優しさ、感謝の気持ちは、体の内側にも作用し、自然にも作用することでしょう。

医科歯科連携 OMSBクリニック