統合医療の治療内容

バイ・デジタルオーリングテスト

生体内の情報を指の筋力変化から検出する

バイ・ディジタルO−リングテスト(BDORT)とは、筋の緊張(トーヌス)を利用して生体情報を感知する検査手技 です。
つまり、生体そのものが極めて敏感なセンサーで、毒物を近づけたり、体に合わない薬剤を手に持たせたりすると、筋肉の緊張は低下し、逆に有効な薬剤では緊張が良好に保たれる」という原理に基づいています。また、「身体の異常のある部分に触れたり、刺激を加えることによっても同様に筋力が低下する。」ということもO-リングテストの特徴です。

2006年大村博士と久留米セミナーにて

2006年大村博士と久留米セミナーにて

アメリカで知的特許を取得して、世界中の医療に応用されている

BDORTはニューヨーク在住の日本人医師大村恵昭博士が1977年頃に考案した方法で、最初の論文が発表されたのが1981年にあります。アメリカで、知的特許を取得しており、多くの世界中の医師、歯科医師、医療従事者は、大村先生の指導のもと、臨床の現場で、実践と検証を重ねてきています。現在、大村博士により、日本バイ・ディジタルO−リングテスト医学会を主催し、多数の医師、歯科医師、医療従事者ら会員を指導し活動し、また、国際学会もでき、O-リングテストは世界約40カ国で医療に応用されています。

大村恵昭博士について
  • ニューヨーク心臓病研究ファウンデーション研究所長
  • 国際鍼 ・電気治療大学学長
  • ニューヨーク医科大学社会及び予防医学教授(非常勤)
  • ウクライナ(キエフ)国立医科大学ノンオーソドックス医学教授
  • 前パドバ大学麻酔学研究所客員教授
  • マンハッタン大学電気工学科客員研究教授(非常勤)
  • 前シカゴ医科大学薬理学教授(非常勤)
  • 前パリ大学精神生理学客員教授

バイ・ディジタルO−リングテスト(BDORT)の検査法

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基本的なO-リングテストの判定方法は次のように行います。

  • 被験者(患者)の片手の親指と、他の指で輪(O−リング)を作ります。
  • 検者が、両手の指をこの間の中に入れて開こうとするとき、抵抗して指を開かせまいとする被験者の指の力の強弱を判定します。
  • この時O-リングが開かない場合をプラス、開く場合をマイナスとして、大きく開くほど異常があると判定されます。
  • 個々人の指の力の差による判定のばらつきを避けるために、また、子どもやお年寄りなど、指に十分に力が入らない場合など、第三者を入れて検査を行います。

バイデジタルオーリングテストで、標準的な検査の補足で用いるから安心。

オーリングテストは、人間のセンサーでみているものであり、そのために、治療で用いるときには、トレーニングを要します。 そのために常に医学的な検査と併用しながら、安心のもとで行っていくことが大切です。
CT、MRI、PET Scan、X線、内視鏡、血液検査などで、確認、検証しています。

医学的根拠に基づいて薬を使用。

医学的根拠に基づいた安心のもとに、薬を使用する、これはとても大切です。したがって、薬を使用するときにオーリングテストをするのは、標準治療のガイドラインの中からさらに選択するときに用いています。

バイデジタルオーリングテストは、こんな時に便利

1. 即治療開始したいとき。検査結果が待てないとき。

標準治療のガイドラインにのっている薬でも、抗生剤ひとつとっても、たくさんの種類があります。どれが一番効果があるかを調べるには、細菌を培養して、どの抗生物質が効くかを調べる方法があります。しかし一刻をあらそうときは、検査の結果を待たずに治療を開始しなければなりません。

2. 標準的は検査で異常がないけど、症状はあるとき。

検査で異常がでない症状があるとき、たとえば、肩こり、不眠などでもオーリングテストでみると、異常のポイント、標的とする治療箇所を特定して、治療していくことができます。

バイデジタルオーリングテストの実際

1. 西洋医学や東洋医学のどちらにも有効補助的な医学診断法

西洋医学的にも有効

標準治療で認められているお薬を絞り込んで、最も効果的な西洋医学的な薬を選ぶことができます。

東洋医学的にも有効

西洋医学的検査で異常がみつからないような症状について、たとえば、体の冷えを考えたとき、バイデジタルオーリングテストでは、腎臓の機能が弱くなっている(腎虚)ことがわかり、腎の免疫をあげていくための東洋医学的なお薬を選ぶことができます。

2. 医学データによる知識を個人個人の状態に適切に応用

同じ病気や症状であっても、その程度や原因、体質は、患者個人個人によりそれぞれ異なります。O-リングテストは従来の医学データによる知識を個人個人の状態に適切に応用することができ、その人にとって最適の診療・処置を選ぶことができます。

3. 体の中の異常部分の発見

病的圧痛部を刺激すると筋力が低下することにより異常部を診断しり、臓器代表点を刺激することで、異常な箇所を調べることができます。尚、刺激するかわりにレーザーポイントを使用する方法もあります。

4. 異常の原因としての細菌、ウイルス、ガン、重金属などの検出

共鳴現象の応用

更に1983年頃には、2つの同一物質間における共鳴現象の発見により指のO-Ringの力が弱くなるという現象の発見に基づいて、 遺伝子、細胞内伝達物質、細菌、リッケチャ、ウイルス、ニューロトランスミッター、ホルモン、金属(Pb, Hg, Al等)、薬物の分布を局在させることができるようになりました。ウイルスや細菌の量が、定量ができるようになってからは、治療経過を追うことができるようになりました。

5. 投与する薬剤の種類、分量などの適切な判断などができます

投与する薬剤の種類・分量などは、医学的なデータにより標準的な処方のガイドラインがありますが、それが全ての人に適していると限りません。薬剤の適量は個々人により皆異なると言えます。O-リングテストは一人一人の患者の状態を的確にとらえ、より最適な処方や薬剤の分量を選ぶことが可能になります。

6. 薬剤を病巣部に到達させる方法

Selective Drug Uptake Enhancement Method(薬剤選択的取込法)の開発により、選択的に薬剤を病巣部に到達させることができるようになったことにより、治療効果があげられるようになりました。

薬剤が標的とする患部に届いているかどうかはその薬剤の効果に大きく影響しますが、従来の検査では、医学的にそのことを調べることは簡単ではありません。
ガン組織などある種の病巣部には薬剤の流入が妨げられている場合もあります。O-リングテストを用いることによって薬剤が確実に患部や標的とする部分に届いているかを判定することができます。
また、大村博士によれば、もし薬剤がそれらの部分に届いていない場合でも、漢方薬、鍼治療、手の臓器代表領域のマッサージなどにより、標的とする部分に薬剤を届かせることが可能となります。

7. スピーディーで対応力のある診療

④診療の現場においては現在進行中の処置がどのように患者に影響を与えているかを確かめ、その結果をフィードバックし、さらに最適な処置を選択していく必要があります。現在の医学的検査に比べると、O-リングテストによる診断は即時性があり、その場での診断が可能になります。それによりスピーディーで対応力のある診療ができます。


O-リングテストに関してさらに詳しい情報を得たい場合は日本バイデジタルO-リングテスト医学会の公式ホームページ日本バイデジタルO-リングテスト協会の公式ホームページをご参考ください。