この治療法は、未だ治療法がないとされている神経難病疾患、特にパーキンソン病については、少数であるが、症状消失例もあり、考案された長田先生をはじめ、それを学んだ鍼灸師を中心とする施術者にその効果を追試され、大きな成果をあげてきました。あらゆる治療との併用が可能であるという点と体への侵襲がないという点が大きな利点だとおもいます。
無血刺絡の治療について
長田 裕医師考案による福田−安保理論を基調とした自然治癒力を高める治療法で、棘抜きセッシを改良した道具(長田式無血刺絡鍼“仮称”)を用い皮膚に痛覚刺激を与え、脳神経学のデルマトームと東洋医学の経穴を結びつけた理論を用いて、刺激点を出血させず押圧することにより、高率に副交感反応を引き起こし、症状を改善させる 西洋医学と東洋医学を融合した治療です。
無血刺絡法(=痛圧刺激法)Pressing pain stimulation technique(PPST)
病気発症のメカニズム
殆どの病気は原因無しで発病することはありえません。病気の原因とは、心の悩み、不安、恐怖など心因性のものと、働き過ぎ、頑張りすぎ、生活の不規則、睡眠不足、無理な姿勢、食事の不摂生、冷えなどの肉体的なものとに大別でき、私たちの心身にストレスを与えます。
このストレスは交感神経を刺激しそれが持続すれば局所的にも全身的にも交感神経の害(交感神経緊張になると、血行不良、活性酸素による組織破壊、排泄・分泌機能低下がおこります)を作りそして病気が発生します。現代の殆どの病気はこの【交感神経の害】が原因とされています(福田安保理論)。
交感神経の害を取り除き自己免疫力を高め病気の改善を力強くお手伝いできる治療が無血刺絡なのです。 無血刺絡療法は交感神経の過緊張が継続して起こる全ての病気に適応します。しかも安全で、短時間で施術は終わり、多くの方が早期に効果を実感されています。
リスク、副作用
皮膚に侵襲がないので通常の鍼にあるようなリスク、副作用は特にございません。
治療方法は
刺入する鍼治療やマッサージ治療とは違い、無血刺絡用鍼(人体に刺入しないセッシ)を用いて皮膚を押圧し、高率に副交感反応を引き起こす手法です。効果の判定を、白血球のリンパ球比率を参考に治療を進めていく場合もあります。西洋医学の神経解剖と東洋医学のツボを融合させた全く新しい治療体系です。
治療効果は
殆どの場合その場で確認できるくらい、著効例が多く、しかもかなり早い段階で改善していきます。いままでどこに行っても、改善が見られなかった方も その変化に驚きの声をきいています。また、この施術は、体の生理的な動き、そして、生理的なホルモンのバランス、代謝、なども整えられ、西洋医学的な薬をはじめ、(抗がん剤、など)他の代替医療の施術や、処方に対しても併用することで薬の効果や、治療の効果をより、高めることができます。